本研究では、日本と韓国において大学の国際化戦略として用いられる英語コースが、どのように各国の文脈に沿って高等教育機関に導入され展開されたのかを分析し、非英語圏国における英語コースの持続可能かつ有効な枠組みの構築を図り、今後の大学の国際化の政策や戦略への示唆を提示することを目的としている。本研究によりグローバル30終了後に各大学がどのように学部英語コースを持続的に運営し展開しているのか、どのような課題を抱えているのかが明らかになったこと、また英語コースの先駆者である韓国との比較研究をすることにより、我が国のみならず非英語圏ににおける今後の学部英語コースの展開の鍵となる調査ができたと言える。
|