本研究は、国内の高等教育機関で提供されている短期留学プログラムについて、(1)短期留学プログラムは効果があるかどうか、また、(2)短期留学プログラムの効果は持続するかどうかを実証的に明らかにすることを目指した。 これらの妥当性を検証するため、短期留学プログラム(1学期及びそれ以下の長さ)に参加した8名の学生を留学前後、帰国後6か月、帰国後1年の4時点に渡って調査した。留学効果の測定についてはBEVIという客観的な測定ツールとインタビューを組み合わせた。結果から上記前提の妥当性が支持されたが、(2)については、留学効果は時間とともに減少することも明らかになった。
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