研究課題/領域番号 |
19K14285
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山本 知加 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 助教 (30581558)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / コミュニケーション |
研究実績の概要 |
自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder; ASD)児は対人的コミュニケーションに困難を抱えるが、学校の休憩時間や授業中、集団療育など、同年代との人間関係を多く経験する。ASD児が経験する人間関係の現状を捉え、必要な支援を明らかにするため、加速度と対面情報のデータを得ることでコミュニケーションを可視化するシステムである『ビジネス顕微鏡』を用い、ASD児の仲間関係の形成過程に関する検証、知識伝授型学習と議論・協働型学習におけるASD児のコミュニケーションの検証、グループの成員がASD児のコミュニケーションに与える影響の検証を目指す。研究実施にあたり、大阪大学医学部附属病院倫理審査委員会の承認を得て、参加者を募集中である。また、以前より実施しているソーシャルスキル学習グループにおいて、ビジネス顕微鏡で7名分のデータを収集した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究者の妊娠、出産に伴う産前産後休暇のため。また、産後休暇が終了してからは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、実施が困難なため、データを取ることができていない。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染拡大の影響が落ち着き次第、参加者募集を再開する。ただし、感染予防の観点から、研究の計画を見直す必要がないか検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
産休および新型コロナウイルスの影響で、データ収集ができなかったため
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