研究課題/領域番号 |
19K14288
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
高橋 甲介 長崎大学, 教育学部, 准教授 (10610248)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 行動および興味の限定された反復的な様式 / 自閉症スペクトラム障害 / 応用行動分析学 |
研究成果の概要 |
自閉症スペクトラム障害(ASD)を定義する特性として「行動および興味の限定された反復的な様式(RRBIs)」における支援ニーズがある。本研究ではASD児のRRBIsに対するポジティブな行動支援の方法を明らかにすることを目的とした。国内外の先行研究のレビューから、ASD児のRRBIsに関する支援研究の蓄積の少なさが明らかになった。先行研究の追試を行い、ASD児の自己刺激行動等の実態からASD児の好みの刺激が推測でき、その刺激が課題従事の強化子として機能することを再現した。さらに、自己刺激行動等から推測した刺激を強化子として用いると、課題従事中の自己刺激行動等が少なくなる可能性が新たに示された。
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自由記述の分野 |
特別支援教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉症スペクトラム障害(ASD)の特性である「行動および興味の限定された反復的様式(RRBIs)」は、ASD児者の生活場面での不適応を引き起こす要因のひとつとなる一方、就労や余暇の充実など生活場面での適応を促す要因となる可能性もある。しかしRRBIsがどのような条件で生活場面での適応に活かされるかは明らかでない。本研究成果により、ASD児のRRBIsのひとつである自己刺激行動や常同行動の実態から好みの刺激を推測することができ、またその刺激は課題従事の強化子として機能するだけでなく課題従事中の自己刺激行動等を軽減できる可能性が示された。これらの結果はASD児の学習の促進において大きな意義がある。
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