PBLや研究活動等において試行錯誤性の高いWeb探索を行う機会が増加し,その能力育成の重要性が増している.この種の探索を上手く行うためには,探索結果と経緯を理解した上で,次の探索に繋げる必要があるが,未熟者には容易ではない.能力習得のためには模索経験の積み重ねが重要だが,複数の要素が関係する難しさゆえに,十分に行えない実状がある.本研究では,未熟者の探索進捗状況に対する認識や探索意図が,既有ページに対する注目行為に半ば無意識的に体現される現象に着目し,これを活かした段階的な手がかり示唆による模索経験促進方法を提案した.これにより,実際的経験を促しつつ能力育成を図る新たな支援の可能性を示した.
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