研究課題/領域番号 |
19K14313
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
吉良 元 群馬大学, 数理データ科学教育研究センター, 助教 (60820660)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 教育工学 / 学習方略 / ICT活用授業 |
研究実績の概要 |
まず,研究の遂行に必要なプラットフォームの検討,それに基づくデータ収集環境の構築を行った.プラットフォームとして,同時かつ多頻度のデータ通信が発生することから,LAMP環境を活用したデータ収集装置を開発し,北陸先端科学技術大学院大学において100名程度が参加する講義「人工知能」を対象として実験を行った.研究倫理の面から同意を取れた学生は10名程度であったが,90分の「講義」という枠組みでデータが収集できたことは大きな成果であった.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
理由1.反復性うつ病を罹患したため,機関において長期の病気休暇を取得した. 理由2.新型コロナウイルス蔓延のため,学生が集合する実験が困難になった. 理由3.新型コロナウイルスに関連して急増したICT機器の需要により,実験に用いるPC棟の調達に多大なる支障をきたしたため.
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今後の研究の推進方策 |
当初提案した,ネイティブアプリケーション方式のデータ収集システムは,アプリケーションの設定という面で学生が集合して実験を行う必要があることから,ブラウザベースで自学自習が可能なシステムの開発を検討する.すでに収集したデータはコーパスと呼べるほどのデータ量ではないが,学生の学習方略と画面の変化を結びつける要素を積極的に検討する.
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次年度使用額が生じた理由 |
実験に用いるPCの調達に支障をきたしたため. 反復性うつ病による長期休暇を取得したため.
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