大学の広報活動を対象にして,ユーザの潜在的・顕在的な要求に応じて情報発信する仕組みを設計・開発した.そして,徳島大学に開発したシステムを導入した結果,意志の不確定さ等に起因する制約の解決に貢献でき,ユーザの情報収集を支援できた.また,持続的な対話を目指してユーザと対話システム間の親和な関係を成立するために,発話内容に応じた感情や動作を応答キャラクターが表現する手法や,疑似的な聞き間違い,ノリツッコミ文,例えツッコミ文を対象にしたユーモア表現の生成手法を提案した.そして,一部の手法を実装した対話システムを徳島大学に導入した結果,システムへの親しみや質問のしやすさの向上に繋がることを確認できた.
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