研究課題/領域番号 |
19K14332
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研究機関 | 清泉女学院大学 |
研究代表者 |
上原 明子 清泉女学院大学, 看護学部, 講師 (00700999)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | コンピテンシー基盤型教育 / マイルストーン / 助産師の実践能力獲得段階 / 助産師基礎教育 / 混合研究法 |
研究実績の概要 |
研究初年度の2019年度では、1) 国内外の学会参加を通じたコンピテンシー基盤型教育に関する最新の動向把握、2) 1) を踏まえた研究計画書の作成(研究倫理審査委員会による承認)とデータ収集に向けた準備、を行った。以下に具体的な内容を示す。 1) 国内外の学会参加を通じたコンピテンシー基盤型教育に関する最新の動向把握 医学教育学会(7月京都)、欧州医学教育学会(8月オーストリア)への学会参加を通じて、本研究の研究デザインへの示唆を得た。特に、医学教育学会では、メンター制度を活用して、研究デザインに対する多くの助言を得ることができ、研究デザインを一部追加することとした。また、欧州医学教育学会では、助産師以外の医療職者に対するマイルストーン指標の開発研究の研究デザインについて動向を把握した。マイルストーン指標の開発においては、様々なアプローチが取られており、必ずしも決まった手法があるわけではなく、そのアプローチそものもが手探な状態であることがわかった。 2) 1) を踏まえた研究計画書の作成(研究倫理審査委員会による承認)とデータ収集に向けた準備 1) を踏まえ、本研究の研究計画書を作成し、研究倫理審査委員会での承認を得た。その後、関東甲信越地区の分娩取扱施設500施設への研究協力依頼発送準備を行った。また、当初の予定では、インタビュー調査として、対面式のインタビュー調査を計画していた。しかし、新型コロナウィルス感染症の蔓延に伴い、電話またはオンラインインタビュー調査へと研究計画を変更するなどの柔軟な対応で研究を遂行中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定では、2019年度中のデータ収集開始を計画していたが、その開始が2020年度にずれ込んだため、研究計画に若干の遅れを認めている。この理由として、A. 2019年10月の台風19号による長野市周辺の被害により、研究倫理審査への提出が遅れたこと、B.2020年1月からの新型コロナウィルス感染症の蔓延に伴い、研究協力施設(医療機関)への研究協力依頼を遅らせたこと、の2点が挙げられる。
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今後の研究の推進方策 |
研究2年目の2020年度では、アンケート調査とインタビュー調査を行っていく。得られたデータを分析し、その解釈過程や学会発表を通じて、マイルストーン指標を開発し、論文投稿へとつなげていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染症の蔓延に伴い、当初2020年3月に予定していた研究協力施設への郵送手続きを2020年4月へと変更したため、郵送にかかる経費分が余剰した。このため、余剰経費については、2020年度に計上し、当初の予定通り、郵送費として使用予定である。
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