新しいタイプの抑うつ症候群(新抑うつ)について発症モデルを構築し、重症度を測定するための尺度を開発した。(1)まず発症モデルの構築について既出の発症機序に関する仮説枠組みをもとに発症理論を構築した。(2)次に新抑うつの重症度を測定する尺度項目を選定し会社員を対象としたWEB調査を通じて勤務時間内外別ストレス状態尺度(the Distress Scale for On and Off Duty; DSOOD)を開発した。(3)そしてDSOODの妥当性を検討する目的で新卒社員の職場適応を検討する2年間のパネル調査とWEB面接調査を実施した。(4)最後に、臨床群からDSOODのデータを取得した。
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