研究課題/領域番号 |
19K14393
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 人間環境大学 (2022) 立教大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
嘉瀬 貴祥 人間環境大学, 総合心理学部, 講師 (40804761)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 首尾一貫感覚 / ライフスキル / ライフスキル・トレーニング / 心理測定尺度 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,日常生活における課題解決を促進する心理社会的能力であるライフスキル(LS)と人生を通じたストレス対処の能力である首尾一貫感覚(SOC)の関連性を定量的に明らかとし,その結果に基づいて大学生を対象とした心理教育プログラムを開発した。定量的研究の結果,LSを高めることで日常生活におけるストレッサーへの効果的対処が促進されるが,この際にストレッサーへの対処に積極的な意味を見出すことができればSOCも強化されることが示唆された。加えて,このような経験へとつながる行動や思考を心理教育プログラムに導入することの意義が明らかとなり,プログラムの開発を進めるための重要な知見が得られた。
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自由記述の分野 |
教育心理学,健康心理学,パーソナリティ心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,長期的適応を助ける首尾一貫感覚(SOC)と短期的適応を促すライフスキル(LS)との相互関係性や因果関係を,質問紙調査と統計分析を用いた縦断的な量的研究により精緻に明らかにすることができた。この知見は,SOCとLSを同時に向上,強化するLSTの開発に必要不可欠な知見であり,今後も引き続き行われる健康教育プログラムの開発研究に大きく貢献するものである。またこの知見を,教育機関や企業での実践例が多いLSTに導入し,プログラムの内容を検討することができた。効果検証の実施などの課題があるが,このことで,社会における導入可能性の高いプログラムを提案する基盤が構築されたと考えられる。
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