本研究の目的は,心理的暴力への予防行動を促す予防的介入の手法を開発し,その効果検証を行うことであった。研究はインターネット調査(研究1,研究2,研究3),既存のデータの二次分析による恋愛関係における恋人間暴力の激化やストーキングの激化過程の検討(研究4,研究5),地域コミュニティを対象とした実践的介入を行った(研究6)。しかし,COVID-19の流行もあいまって,介入実験やアプリ予防には到達できなかった。これらの研究によって心理的暴力から身体的暴力へと至る過程の実証やコミュニティでの介入可能性について明らかにした。
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