研究実績の概要 |
本年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で唾液の検体を採集するなど、感染リスクが高い手法での実施が困難であった。そのため、研究計画における調査は進捗していない。他方で、気分症状に影響を与える心理学的要因については、既存データを用いて学会発表を行う。本発表は2020年度内(2020年6月)に行われ完了する予定であったが、情勢の変化に伴い2021年5月開催へと変更となった。また、双極性障害の支援に関する情報提供といった社会貢献は引き続き実施している。 【学会発表】(1)成瀬 他(2021)笑いが不眠症状に与える影響の媒介効果の検討 社会精神医学会 3月 東京.;(2)成瀬 他(2021)小児期の逆境体験が批判の認識を通して抑うつ症状に与える影響 社会精神医学会 3月 東京.;(3)Naruse et al. (2021)Mechanism of perceived criticism, depression, anxiety, social impairment according to the network analysis. 10th ICCP INTERNATIONAL CONGRESS OF COGNITIVE PSYCHOTHERAPY June, Rome. 【論文刊行】(1)成瀬 他 (2020).Biological Rhythms Interview of Assessment in Neuropsychiatry (BRIAN)日本語版の信頼性と妥当性の検討 精神医学,62(9), 1277-1286 .;(2)成瀬・遊佐(2020).双極性障害の家族支援-臨床導入における課題と工夫点- 日本臨牀,78(10),1751-1757.;(3)成瀬 他(2020)うつ病患者の治療期間と家族からの批判の関係性 目白大学心理学研究、16,15-22.
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