研究実績の概要 |
双極性障害の対人関係やコミュニケーションに関する知見について、下記の2点について公表を行った。(1)については、家族という観点からどのように双極性障害の支援ができるかについて記載し、本研究によって、月経の影響で対人関係の困難が生じていると明らかになった場合、家族内関係に関してどのようにコミュニケーションに工夫できるか、先行研究を踏まえて言及する内容の論文である。また、(2)については、一般成人における、抑うつ症状、不安症状および生活機能の障害に重要な他者(主に家族)との対人関係がどのように影響しているのか、ネットワーク解析にてその作用機序を示した研究である。上記の研究報告は、申請研究の基礎的な知見となり得るものである。
(1)成瀬麻夕(2022)双極性障害の家族支援を考える.精神医学,64(4). (2)Naruse,M., Aoki,S., & Inoue, T.(2021).Mechanism of perceived criticism, depression, anxiety, social impairment according to the network analysis10th International Congress of Cognitive Psychotherapy, May, Rome(Online).
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