研究課題/領域番号 |
19K14432
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
尾嵜 遠見 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 助教 (00805161)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 反応時間の個人内変動 / ex-Gaussian分布 / Working Memory Capacity |
研究実績の概要 |
2019年度は,評価に係る設備・機器の構築とともに,健常成人21名を対象にデータ収集を行った.このデータから,反応時間の個人内変動(IIVRT)の指標として,Choice Reaction Taskにおける反応時間分布をex-Gaussian分布として処理し,推定されたTauパラメータを用いることが適切であると明らかになった.また,TauパラメータとWorking Memory Capacityの間に有意な相関関係を認め,IIVRTの大小に影響する背景要因の一つが明らかとなった. 当初予定のコホート研究に関しては,約200名の対象者を確保できる目途が立った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コホート研究の対象者リクルートに時間を要したが,現時点では約200名を確保できる目途が立った.
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今後の研究の推進方策 |
他機関とも連携し,約200名の対象者について前向き観察研究が可能となった.約100名については,当初計画通り非介入の観察研究を実施していく.残り約100名については,認知機能訓練等の認知症予防介入を実施し,介入前後におけるIIVRTの変化について検討する.
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次年度使用額が生じた理由 |
対象者リクルートに時間を要したため,人件費・謝金等の執行を行わなかった.現時点では約200名の対象者を確保できる目途が立ったため,随時,人件費・謝金等の執行を実施していく.
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