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2021 年度 実施状況報告書

眠気に伴う精神的苦痛が中枢性過眠症の治療経過に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 19K14438
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

羽澄 恵  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 公共精神健康医療研究部, 研究員 (00799174)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード眠気 / 中枢性過眠症 / 睡眠医療
研究実績の概要

本年度は、昨年度に引き続き調査対象者のサンプルサイズの拡大を図るとともに、2021年度に学会で公表した成果(1年以上治療を続ける中枢性過眠症患者の心理的問題に関連する要因を検討した調査の結果)を論文として公表するため鋭意準備中である。
並行して、あらたにIdiopathic hypersomnia Severity Scale(Dauvilliers et al, 2018)日本語版の開発および妥当性・信頼性の検討に取り組んでいる最中である。本年度時点では、開発者からの日本語版開発の許諾取得、および日本語版の開発については概ね完了しており、現在は妥当性・信頼性の検討を行うためデータ収集を行っている最中である。今後は、十分なサンプルサイズを確保したうえで、妥当性・信頼性の分析および研究成果としての公表を進めていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

COVID-19感染拡大によりデータ収集機関である病院にて対面診療を一時行わなくなったことで、研究参加のリクルートがかなわず、データ収集が滞った。

今後の研究の推進方策

今後は、Idiopathic Hypersomnia Severity Scale日本語版の妥当性・信頼性検証のためのデータ収集を進めるとともに、並行して1年以上治療を続ける中枢性過眠症患者の心理的問題に関連する要因を検討した調査の結果を公表するための準備を進めていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

COVID-19感染拡大に伴うデータ収集の遅延により、データ収集に伴う支出が当初より減ったとともに、成果の公表にあたって支出される予定だった費用が、実際には使用されないまま本日に至ったためである。
今後は、データ収集を継続する事にともなって発生する費用、および成果の公表に伴って発生する費用(論文の公表や学会発表の旅費等)に充てていく計画である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 治療中の特発性過眠症患者の抑うつ症状に関連する要因の検討2021

    • 著者名/発表者名
      羽澄恵・伊東若子・和田真孝・成澤元・本多真
    • 学会等名
      日本睡眠学会
  • [学会発表] 過眠症における心理的特徴とその評価2021

    • 著者名/発表者名
      羽澄恵
    • 学会等名
      日本睡眠学会
  • [学会発表] COVID-19パンデミックと不眠障害における不眠症状と不安症状の関係性の変化2021

    • 著者名/発表者名
      羽澄恵・吉池卓也・松井健太郎・長尾賢太朗・都留あゆみ・大槻怜・綾部直子・内海智博・河村葵・伊豆原宗人・栗山健一
    • 学会等名
      日本睡眠学会

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公開日: 2022-12-28  

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