(1)CCAPS-Japaneseのデータベース化:回答学生に対して結果が即時フィードバックされる機能を搭載したWeb回答システム(CCAPS internet-based Quick Assessment System:CCAPS-iQAS)を用いて、定期健康診断および学生相談の来談学生にCCAPS-Japaneseのデータ収集を行った。加えて、CCAPS-iQASを他大学でも実装することができた。 (2)CCAPS-Japaneseのカットオフ値の同定:うつ病、全般性不安障害、社会不安障害、摂食障害の診断ありの学生CCAPS-Japaneseデータを目標事例数まで収集した。研究成果は2023年5月に開催される日本学生相談学会第41回大会で発表予定で、論文も執筆中である。 (3)縦断調査によるカウンセリングのアウトカム評価と関連要因の検討:申請者の所属大学で学生相談を受ける学生のうち、同意の得られた者に対して、CCAPS-iQASを用いてCCAPS- Japaneseを継続的に実施し、データの収集を行った。同研究に関する学会発表が第60回全国大学保健管理研究集会優秀演題賞を受賞した。
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