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2022 年度 実績報告書

幾何学及び組合せ論における量子アファイン代数の表現論的手法とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 19K14519
研究機関愛知教育大学

研究代表者

渡邊 悠太  愛知教育大学, 教育学部, 講師 (10824964)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードアソシエーションスキーム / Terwilliger代数
研究実績の概要

研究代表者のこれまでの研究で、有限射影幾何の量子アファイン代数の表現論を用いた研究手法を新たに提案し、Grassmann多様体の良い部分構造であるSchubert胞体を、組合せ論で有用なアソシエーションスキームの枠組みで特徴付けるなどの結果を得ている。この結果で得られたアソシエーションスキームの一部に、Generalized wreath productと呼ばれるアソシエーションスキームの積構造が現れる点に着目して研究を進めた。
Grassmann多様体のSchubert胞体の代数構造にはGeneralized wreath productの一部しか出てこないことに加えて、大部分のSchubert胞体ではGeneralized wreath productとして捉えることができないことがわかっている。そこで、Schubert胞体に相当する、"適切な"アソシエーションスキームの積構造を決定することに取り組んだ。Generalized wreath productは半順序集合に付随する積構造だが、これを半順序集合のペアに取り替えて似たような積構造を定義した。具体的なアソシエーションスキームの構造を調べることはまだできていない。また、Generalized wreath productのTerwilliger代数の決定についても取り組んだ。当初はGrassmann多様体のSchubert胞体の代数構造として現れるもののみについて証明を試みていたが、すべてのGeneralized wreath productについてTerwilliger代数の決定もできる見込みが立ったので、それについて研究を進めた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Generalized wreath products of association schemes over a double poset2022

    • 著者名/発表者名
      渡邊悠太
    • 学会等名
      第38回代数的組合せ論シンポジウム
    • 招待講演

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公開日: 2023-12-25  

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