現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の目的「有理曲面(特異点配置)の実現すべてに対して, 離散パンルヴェ方程式の基本データの完成を探求する」に対して, まず有理曲面(特異点配置)の実現全てとそれに対応するアフィン・ワイル群対称性の構成が, q差分の場合でE8, E7, E6, D5まで進んでいる. この4クラスについてはパデ法を用いて基本データ(方程式,ラックス・ペア,超幾何関数型特殊解)が構成することができる. アフィン・ワイル群表現は, qE8, qE7まで進んでいる. パデ法は離散パンルヴェ方程式の多くのクラスに適用の可能性があり, 基本データの完成に有用である.
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