宇宙に普遍的に存在する超巨大ブラックホールの成長史を探るために、さまざまな進化段階にあると期待される活動銀河核の系統的探査およびそれらの素性調査を実施した。すばる望遠鏡のHyper Suprime-Cam (可視光線)、eROSITA衛星 (X線)、WISE衛星(赤外線)、VLA FIRST(電波)などの多波長データを総動員することで、成長途上期から成熟期まで幅広い進化段階にいる活動銀河核の発見に成功した。またそれらのスペクトルエネルギー分布から見つけた天体の物理量を見積もることに成功した。これらの結果は計6本の査読論文(全て申請者が主著者)として報告することができた。
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