本研究課題では大質量原始星周囲の回転円盤を探査, 同定し、その性質を明らかにすることを目的としています。実際に、いくつかの形成段階にある大質量星周囲において回転円盤の同定に成功しました。これらの観測結果は、強力な輻射や力学的フィードバックがあったとしても、大質量星が小質量星と同様の過程で誕生するというシナリオを支持しています。また観測解析を通じて、ホットディスク分子輝線や水素再結合線を利用した新しい円盤探査手法を確立しました。これらの観測結果と円盤探査手法は本研究領域を発展させるもので、それらを基にした新しい観測計画提言も採択されています。
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