研究実績の概要 |
2022年度には, ラストゥールヴィル地域における試料について新たに多種硫黄同位体比分析を行った。無機炭素・有機炭素同位体比層序と合わせて、低酸素環境への移行過程を明らかにした. 2022年11月に, ガボン人共同研究者と共に, ノルウェーで開催されたICDPワークショップに参加し, これまでの研究成果の発表を行った. 本研究課題で得られたデータを元に, 13ヶ国42人の研究者と今後の共同研究・掘削計画について議論を行った. 2023年1月には, ガボン人共同研究者を東京工業大学へ招聘し, フランスヴィル地域で新たに採取された岩石・化石試料の分析(顕微鏡観察, 元素分布測定, 炭素・硫黄同位体分析, マイクロCT分析)を行った. その結果, これまでデータが欠如していた期間の同位体比変動パタンを明らかにした. これまでに得られた成果について, 学会発表および論文投稿を予定している.
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