プラズマによる新たな積層造形手法開拓のため、高周波放電および直流放電を利用したプラズマ造形ノズルの開発を実施し、プラズマ生成試験によりそのプラズマ生成能を検証した。加えて、チタン合金(Ti6Al4V)のガスアトマイズ粉末と超硬合金(WC-Co)の造粒粉末を材料として積層造形試験を実施、チタン合金の造形試験では造形層の有意な窒素濃度増加、超硬合金の造形試験ではプラズマ中で造粒粉末自体の空隙を低減し造形物の内部ポロシティ欠陥低減に成功した。これらの結果により、プラズマの利用により窒化層形成等の局所表面機能付与技術としての応用可能性、オンプロセス粉体加工による超硬積層造形への応用可能性が示された。
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