本研究課題では,提案するコンシクエントポール形のベアリングレスバーニアモータについて,(1)磁気支持力の発生に対する電機子反作用の影響の検討,(2)トルクリプルに対する磁気的なギヤ比の影響の検討,を実施した。 提案モータの電圧方程式からトルクと電流の関係式および磁気支持力と電流の関係式を導出した。導出した関係式から,(A)提案モータの磁気支持力は従来型のコンシクエントポール形ベアリングレスモータと同様に直流磁気支持が可能であること,(B)電機子反作用によって磁気支持力の方向が偏ること,(C)発生するトルクリプルの次数がギヤ比Zr/pと固定子歯数Zsの最小公倍数となることを明らかにした。
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