本研究ではミリ波帯チップレスRFIDタグのデータ容量の増加、通信距離の拡大のために電磁界解析と遺伝的アルゴリズムを組み合わせた最適設計手法を用いてタグ形状の最適化を行った。その結果、最適化により得られたミリ波帯チップレスRFIDタグは共振時に-25 dBsm以上のRCSと15以上のQ値をもつことが分かった。 また、最適化により得られたミリ波帯チップレスRFIDタグを用いたひずみセンサタグを提案した。提案したひずみセンサタグはひずみによる共振周波数の変化を利用し、0.2 mmから0.6 mmのひずみを探知できることが分かった。
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