高減衰ゴム支承の温度依存性や加振が進むにつれて水平力が徐々に低下する特性を含めて,橋梁全体の地震時応答を検討するため,低温実験室に整備した載荷装置を用いたハイブリッド実験を行った.ハイブリッド実験システムにはオープンソースのプログラムや汎用構造解析ソフトを用いることで,汎用性の高いシステムを構築した.免震橋を対象として,温度を+23℃と-20℃で実験した.実験の結果,加振が進むにつれて支承の履歴曲線が変化することを応答解析に取り込むことができた.また,橋脚基部の非線形履歴特性を表現することができた.
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