研究課題/領域番号 |
19K15150
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
NGUYEN THULAN 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 助教 (00801169)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 環境騒音 / 住民反応 / 騒音制御 / 健康影響 / 段階的な変化 / 航空機騒音 / Annoyance / 騒音予測 |
研究成果の概要 |
ロンタン空港(LT)開港前後の環境変化を把握することを目的とし、2022年の事前調査結果は、LT周辺の交通騒音が主な環境的迷惑であり、騒音感受性や移動性などの要因も健康に影響を与える。タンソンニャット空港(TIA)周辺では、2019年までの騒音への不快感は騒音レベルの上昇にもかかわらず低下し、住民が騒音に対して寛容になる。コロナ禍における3回の調査では、騒音減少と非音響要因の影響が確認され、包括的な騒音政策の必要性が強調されました。2022年と2023年に実施されたTIA周辺の疫学調査は、病院内外の騒音レベルと心拍変動や睡眠パターンなどの健康データの分析で、航空機騒音の健康影響を明らかにした。
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自由記述の分野 |
建築環境工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ロンタン空港の開港の前にLTとLTの近所にあるタンソンニャット空港周辺住民の騒音 曝露による健康影響を詳細に評価し、交通騒音や航空機騒音が住民の健康に与える影響を明らかにした。学術的には、騒音被曝と健康の関連性を示すとともに、騒音感受性や移動手段に対する態度などの文脈的要因の重要性を示した。また、パンデミック時の騒音被曝の変動に伴う住民の反応の変化が、騒音ガイドラインの適用に新たな視点を提供sする。社会的には、新空港開港の時騒音管理と都市計画における政策立案に貢献し、騒音高レベルの地区にある医療施設での睡眠の質と健康の改善に向けた具体的なデータを提供することで、住環境の向上に寄与する。
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