• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

ハイブリッドロケット推進薬の安全性に係る燃料粉塵化の定量評価に関する研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K15212
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分24010:航空宇宙工学関連
研究機関日本大学

研究代表者

高橋 晶世  日本大学, 理工学部, 助教 (70821792)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード破砕試験 / 衝撃試験 / 靭性 / 粒度分布
研究成果の概要

ハイブリッドロケット燃料の粉塵化を評価するための破砕試験では、供試体の材質(靭性)・サイズ、爆薬質量をパラメータとして試験条件を設定した。供試体材質をポリプロピレン、マイクロクリスタリンワックス、末端水酸基ポリブタジエンとし、サイズ・爆薬質量条件も3条件とした。また供試体材質の靭性を評価するための衝撃試験を各材質につき実施した。靭性が低く供試体サイズが小さく爆薬質量が大きいほど小さな破片の比率が増すことが確認された。一方以上のデータをまとめて粉塵質量を評価するための破砕モデルを作成した。

自由記述の分野

ロケット推進

研究成果の学術的意義や社会的意義

多くのハイブリッドロケットの研究において、ハイブリッドの安全性は研究の前提であり、ハイブリッドを採用することが宇宙輸送システムの安全化に直結するといった論旨が示されている。しかし、燃料が粉塵となれば爆発的な燃焼を発生する可能性はある。そこで本研究は燃料粉塵化に着目し、燃料破砕データの充実と燃料破砕モデルの構築を行った。これはハイブリッドロケット推進の安全の定量評価を実現する重要な一歩となるものである。それと同時に、ハイブリッドにとっての安全な燃料の条件を示し、ハイブリッド推進の安全性を促進することにも繋がるものである。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi