小天体表面における粉体-高速噴射ガス連成挙動の解明を目指し,DEM-CFD連成解析の構築と,シミュレーションと同等の環境を模擬した,真空下における圧縮ガスによるガラスビーズ吹き上げ実験を行った.DEM-CFD連成解析については,当初提案していた二次元モデルを三次元に拡張し,ある条件下では両者の結果が調和することを確認した.また,噴射実験については,噴射口とガラスビーズ層表面の距離および圧縮ガスの体積をパラメータとして様々に変化させたところ,前者が支配パラメータであることが分かった.さらに,その理解のもと,シミュレーションと合わせ込むために適切な条件を見出した.
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