災害の危険性を周知するハザードマップが作成されているが、逃げ遅れによる犠牲者は無くならず、生活者に寄り添った災害リスク情報の提供方法が求められている。本研究は、公開されたハザードマップの情報をスマートフォンの位置情報と組み合わせることで、災害リスクを個人の移動に紐づけて記録し、リスクの高い時間や場所を可視化するスマホアプリ「Safety of Life(SOL)可視化アプリ」を開発した。地震や洪水、土砂災害などに対応した4段階の指標を開発し、気を付けるべき災害を知るこもが出来る。コロナ禍で計画通りにはできなかったが、首都圏や南海トラフ地域等での利用検証を行った。事業年度終了後も研究を継続する。
|