研究課題/領域番号 |
19K15363
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分27030:触媒プロセスおよび資源化学プロセス関連
|
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
林 明月 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 特任助教 (30813357)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | air purification / gold catalyst / solid acid / high catalytic activity / NH3 oxidation / high catalytic activity / high N2 selectivity |
研究成果の概要 |
CO酸化反応とNH3選択的触媒酸化反応のための高活性Auナノ粒子担持固体触媒の開発に成功した。CO酸化反応では、Au/Nb2O5およびAu/Ta2O5触媒にて、室温で100%のCO転化率の触媒活性が達成された。NH3の選択的酸化反応では、温度は、反応温度を室温まで下げると同時に、N2の選択性を90%以上に上げることに成功した。さらに、この詳細な反応メカニズムを調査することで、より優れた触媒の設計と調製を可能にした。研究成果は、基礎研究と環境関連触媒への応用研究の両側面で、有益な知見を提供した。
|
自由記述の分野 |
Environmental Catalysis
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アンモニアは特有の強い刺激臭を有することで知られ、人間の健康と環境に悪影響を及ぼす。 国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標6(きれいな水と衛生)と目標11(持続可能な都市とコミュニティ)の達成に適した都市生活の質を向上させるために、室内の空気浄化の需要がより一層高まっている。 我々の研究成果は、NH3-SCOの反応温度を室温まで下げ、その一方でN2選択性を90%以上に上げることができた。これは科学的に重要であるだけでなく、低エネルギー消費で安全性の高い空気浄化システム開発に技術革新をもたらすことができる。これは、将来的に健全な社会システムを構築する上で大いに貢献できる。
|