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2021 年度 研究成果報告書

合成と精製による遷移金属カルコゲナイドナノチューブの1次元化と物性解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K15392
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分28030:ナノ材料科学関連
研究機関東京都立大学

研究代表者

蓬田 陽平  東京都立大学, 理学研究科, 助教 (90647158)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードナノチューブ
研究成果の概要

本研究では、層状物質を筒状に巻いた遷移金属ダイカルコゲナイドナノチューブ(TMDC-NT)の合成技術を開発し、構造制御技術と組み合わせることで、未だ実現されていない均一な構造かつ様々な組成の1次元TMDC-NTを創製し、その物性を解明した。具体的には、①液相合成前駆体を用いた小径(1次元)TMDC-NTの合成法の開発、②様々な組成の1次元TMDC-NTの実現、液相合成前駆体から合成される1次元TMDC-NTの高品位化、④合成と構造制御によるTMDC-NTのさらなる1次元化(直径低減)、⑤1次元TMDC-NTのトランジスタ応用・ヘテロ応用を実現した。

自由記述の分野

ナノ構造科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、層状物質を筒状に巻いた遷移金属ダイカルコゲナイドナノチューブ(TMDC-NT)の合成技術を開発し、構造制御技術と組み合わせることで、未だ実現されていない均一な構造かつ様々な組成の1次元TMDC-NTを創製し、その物性を解明した。本成果は、従来の大量合成試料に比べて大幅な直径低減(1次元化)を可能にし、組成の自由度を活かした研究展開を可能にする成果である。また、物性開拓・デバイス性能向上に重要な均一性を確保する上で重要な成果である。今後、本研究を基盤としたさらなるTMDC-NT一次元化の研究、1次元TMDC-NTを用いた新奇物性開拓・デバイス応用の進展が期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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