研究課題/領域番号 |
19K15428
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分29010:応用物性関連
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
KURENKOV ALEKSANDR 東北大学, 先端スピントロニクス研究開発センター, 学術研究員 (80830645)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
|
キーワード | neuromorphic computing / synapse / neuron / spintronics / exchange bias / antiferromagnet / ferromagnet |
研究成果の概要 |
本研究課題では、強磁性/反強磁性積層構造におけるスピン軌道トルク磁化反転を決める微視的な機構に関する理解を構築することを目指した。強磁性/反強磁性層界面における交換バイアスは系全体で分散しており、これがアナログ的な振る舞いの原因となっていることを明らかにした。またこの分散自体は15 nm程度の結晶粒のスケールで生じている。一つの結晶粒内では交換バイアスの方向は揃っており、その大きさは数100ミリテスラ程度であり、以前にマクロスケールで観測されていた20-40ミリテスラ程度の交換バイアスは、交換バイアスの方向の分散が平均化された結果として説明されることが明らかになった。
|
自由記述の分野 |
Neuromorphic computing with spintronics
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
The new picture of EB in polycrystalline systems, confirmed experimentally and with simulations, is crucial for understanding and engineering of EB both for fundamental studies and neuromorphic applications.
|