本研究では、熱誘起磁気異方性変化とスピントルク自励発振によって、ボロメータと同等のダイオード感度(4.40 x 10^6 V/W)が得られた。このダイオード感度はサブギガヘルツ周波数帯で世界最高のダイオード感度となった。この論文で用いた熱誘起磁気異方性変化の大きさは約2.7 μJ/Wmであり、これは従来素子の約3倍である。これらの結果は研究代表者を筆頭著者としてNature Communications誌に掲載された。この論文は日刊工業新聞や電波新聞などに掲載され、電子情報通信学会ニュース解説記事にも掲載された。
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