本研究は、高繰り返し光コム光源を形状計測へ応用する世界で初めての試みである。高い繰り返し周波数を利用した連続かつ長大な計測可能範囲を有する瞬時3次元計測手法を確立する。これは、単なる光源の置き換えではなく、“高繰り返し”の性質を積極的に利用したものであり、高繰り返し光コムの光源としての価値を新たに見出す研究と言える。 また、実質的に計測範囲が無限大といえる超広ダイナミックレンジ計測は、任意の物体が任意の位置に不意に出現したとしても必ず計測することが出来る。特に超短パルスを用いることで実質的な露光時間もフェムト秒となり、超高速現象も測定可能な時空間的な広ダイナミックレンジ計測も達成できる。
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