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2021 年度 実施状況報告書

光通信技術を融合したレンズレスイメージング技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K15465
研究機関大阪府立大学

研究代表者

池田 佳奈美  大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (70822568)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードイメージング / 光ファイバ
研究実績の概要

符号化照明を用いた光波イメージング技術はレンズレスで実装可能なためシステムの小型化等の利点を有しており注目度が高い。そこで、本研究では、光通信デバイスによって符号化照明を生成する新規イメージング技術を提案・確立することを目指している。本研究では、①マルチコア光ファイバを用いた符号化照明生成、②基礎実験によるイメージングアルゴリズムの検証、③システム応用および汎用化の検討の大きく3つの項目についてそれぞれ研究を進めている。以下に項目ごとに研究成果の概要を示す。
①マルチコア光ファイバを用いた符号化照明生成:2020年度に引き続き、マルチコア光ファイバを用いた照明生成に関する簡易なモデルに基づき、光波伝搬シミュレーションにより、マルチコア光ファイバを用いた照明生成の検証をした。
②基礎実験によるイメージングアルゴリズムの検証:基礎実験光学系を用いて、マルチコア光ファイバを用いて生成される符号化照明の観察を行った。また、観察した符号化照明を用いてシミュレーションを実施し、提案システムによるイメージングについて実現可能性を確かめた。さらに、提案システムによる基礎的なイメージングに関するデモンストレーションを行った。
③システム応用:および汎用化の検討:前述の通り、本研究で提案しているシステムは小型化の点で利点がある。本年度もシステム応用について小型なシステムであるという特長を活かすための検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り、マルチコア光ファイバを用いた符号化照明を用いたイメージングの実験的検討を進めた。

今後の研究の推進方策

実験的な検証を中心に、引き続き研究を推進していく。

次年度使用額が生じた理由

Covid-19感染拡大の影響による出張の中止や納品遅れが発生した。
実験に必要な物品を購入する計画である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Experimental demonstration of single‐pixel imaging using a multi‐core fibre2021

    • 著者名/発表者名
      Ikeda Kanami、Kameyama Yohei、Koyama Osanori、Yamada Makoto
    • 雑誌名

      Electronics Letters

      巻: 57 ページ: 582~583

    • DOI

      10.1049/ell2.12200

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Numerical study of image quality improvement for single-pixel imaging using multicore fiber2021

    • 著者名/発表者名
      Ryuta Yamaguchi, Kanami Ikeda, Osanori Koyama and Makoto Yamada
    • 学会等名
      The 6th International Symposium on Extremely Advanced Transmission Technologies (EXAT)
    • 国際学会
  • [学会発表] マルチコアファイバを用いたシングルピクセルイメージングシステムにおける光強度ノイズの影響評価2021

    • 著者名/発表者名
      山口 隆太, 池田 佳奈美, 小山 長規, 山田 誠
    • 学会等名
      令和3年度電気関係学会関西連合大会

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公開日: 2022-12-28  

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