符号化照明を用いた光波イメージング技術はレンズレスで実装可能なためシステムの小型化等の利点を有しており注目度が高い。そこで、本研究では、光通信デバイスによって符号化照明を生成する新規イメージング技術を提案・確立することを目指している。本研究では、①マルチコア光ファイバを用いた符号化照明生成、②基礎実験によるイメージングアルゴリズムの検証、③システム応用および汎用化の検討の大きく3つの項目についてそれぞれ研究を進めている。以下に本年度取り組んだ①③について項目ごとに研究成果の概要を示す。 ①マルチコア光ファイバを用いた符号化照明生成:2021年度に引き続き、マルチコア光ファイバを用いた照明生成に関する簡易なモデルに基づき、光波伝搬シミュレーションにより、マルチコア光ファイバを用いた照明生成の検証をした。 ③システム応用:および汎用化の検討:前述の通り、本研究で提案しているシステムは小型化の点で利点がある。本年度もシステム応用について小型なシステムであるという特長を活かすための検討を行った。
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