これまで理論研究を中心にその可能性が議論されてきたナノコンポジット/ナノクラスターメタマテリアルを任意形状で作製する技術を確立し、実験的にその光学特性の検証が可能になった。メタマテリアルの光学特性は主にその構造(形状)と材料により決定されるため、今回の成果はメタマテリアルの光学特性の幅を広げるものであり、当分野の進展に貢献するものである。応用研究で実証した偏光素子は、これまで作製には真空装置が必要不可欠であったが、ナノ粒子インクを埋め込み焼成する簡便な作製方法によりその光学機能が発現し、さらに低反射率化など新たな価値を付与することができた。
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