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2021 年度 研究成果報告書

互変異性可能な高周期14族元素-16族元素間二重結合化学種の創製

研究課題

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研究課題/領域番号 19K15540
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
研究機関京都大学

研究代表者

行本 万里子  京都大学, 化学研究所, 助教 (70822964)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード高反応性化学種 / 高周期14族元素 / カルコゲン / ケトン
研究成果の概要

かさ高い置換基を導入することにより高反応性であるCH2置換のゲルマニウムー16族元素間二重結合化学種を室温で安定な固体として得ることができた。単結晶X線結晶構造解析により、ゲルマニウム-16族元素間に充分な二重結合性があることを確認した。また、各種スペクトル測定において溶液中での対応するエノール体への異性化は認められなかった。

自由記述の分野

有機元素化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

アルファ水素をもつカルボニル化合物にみられる「ケト-エノール互変異性化反応」は、有機化学の教科書に必ず記述があるだけでなく、自然界など我々の身近にも存在する基本反応である。一方、そのカルボニル炭素を高周期14族元素で置き換えた系では互変異性化に関する研究例はなく、その普遍性・特殊性は未知である。アルファ水素を有するカルボニル化合物の高周期元素同族体の合成・単離を行いその性質を明らかにすることで、高周期元素の特性の解明だけでなく第2周期元素の化学の基本的な理解に繋がる。

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公開日: 2023-01-30  

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