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2020 年度 研究成果報告書

高分子材料の破壊・疲労・劣化機構を解明する次世代のメカノプローブ開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K15623
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分35010:高分子化学関連
研究機関広島大学

研究代表者

今任 景一  広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 助教 (80777970)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード高分子化学 / メカノケミストリー / メカノクロミズム / メカノフォア / 分子マシン / 分子スイッチ / 電荷移動相互作用 / 応力検出
研究成果の概要

本研究は、高分子材料の破壊・疲労・劣化現象の機構解明に適した機能(室温不可逆性、光可逆性、高感度検出)を有するメカノプローブ(MP)の開発を目的として実施した。MPの開発には至らなかったが、MPの中核を成す分子スイッチの合成に成功し、従来の分子スイッチを凌駕する特性(大きな構造変化、高い光スイッチ率、優れた熱安定性)を示すことを見出した。この分子スイッチを高分子に導入したところ、高分子の溶液中の構造やバルク状態の物性を光可逆的に変換することができた。

自由記述の分野

高分子化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

アゾベンゼンに代表される分子スイッチは、化学に限らず生物学や工学などの広範な分野で利用されている。本研究で開発した新たな分子スイッチはアゾベンゼンを凌駕する機能を示し、今後、様々な応用が期待されることから学術的意義は大きい。特にソフトアクチュエーターや光可逆性接着剤の実現により、近年注目を集めるソフトロボットやリサイクル分野での貢献が考えられ、社会的意義も十分にある。

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公開日: 2022-01-27  

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