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2021 年度 研究成果報告書

固体内酸素の活性化と安定化を両立する逆蛍石型固溶体材料の開拓

研究課題

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研究課題/領域番号 19K15668
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分36020:エネルギー関連化学
研究機関東北大学

研究代表者

小林 弘明  東北大学, 多元物質科学研究所, 助教 (90804427)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードリチウムイオン電池 / 正極材料 / 逆蛍石型酸化物 / アニオンレドックス
研究成果の概要

本研究では高い理論エネルギー密度を持つ逆蛍石型酸化物材料のサイクル性向上を目的とし、以下の成果が得られた。(1)Li2OにCuとFを同時にドープすることにより、Cuのレドックスに伴う構造変化を抑制し、サイクル性向上を達成した。(2)歪み逆蛍石材料をカチオンディスオーダーにより立方晶化させることによりレドックス反応の過電圧低減に成功した。(3)典型元素としてGeやPをドープすることにより固体内酸素が安定化され、高エネルギー密度化とサイクル性向上を達成した。

自由記述の分野

材料科学、電気化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

再生可能エネルギーの負荷平準化用電源や車載用電源としてリチウムイオン電池の高エネルギー化は重要である。本研究で着目した材料はリチウムイオン電池の中でも最高の理論エネルギー密度を有する材料群であり、本成果によりリチウムイオン電池正極の高エネルギー化およびそのサイクル性向上の設計指針が提示されたと判断できる。更なる研究進展によりポストリチウムイオン電池の実用化が大きく近づくと考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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