5 V以上で高速充放電できる全固体Li電池の開発は急務である。ここで、申請者は「5 V以上での電池反応の律速過程の特定」がそのための一つの突破口になると考えた。本研究ではエピタキシャル薄膜を用いた薄膜モデル電池を作製し、ベイズ推定といった情報科学の技術を活用することで、5 V以上の充放電における律速過程を明らかにすることを目的として、以下の3つの研究を行った。①ベイズ推定を活用したインピーダンススペクトル解析手法の開発、②材料研究に向けたベイズ最適化のハイパーパラメータ最適化、③5 V級正極材料LiCo0.5Mn1.5O4のエピタキシャル薄膜を用いた全固体Li電池の作製と評価
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