ライブラリー vs. ライブラリーの試験管内セレクションを行う新しい進化分子工学の手法:PD-SELEX法を開発することに成功した。1.1 x 10^12の多様性のRNAライブラリーと4.0 x 10^8の多様性のファージディスプレイL7Ae (LS)スキャフォールドライブラリーを用い、6ラウンドのセレクションを行った。次世代シーケンシングで配列の濃縮が起こっていることを確認し、RNA-RNA結合タンパク質ペアを決定するための再セレクション実験を行った。最終的に約7 pMの解離定数を示し、4000倍以上の結合選択性を示す直交性RNA-RNA結合タンパク質ペアを2つ同定することに成功した。
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