近位依存性ビオチン標識(BioID)とそれに続く二次元ウエスタンブロットにより、ライリンと結合したと思われるタンパク質スポットを17個見出した。質量分析によりこれらのタンパク質の同定を試み、複数の候補タンパク質が同定された。一方、二重免疫細胞染色を用いたライリンの細胞内局在の解析により、ライリンがミトコンドリアとその近傍に主局在することが見出された。さらに、ライリンがサイクリン依存性キナーゼ1(CDK1)とダイナミン関連タンパク質1(DRP1)の活性化を介してミトコンドリアの切断を促進することを明らかにした。
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