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2020 年度 研究成果報告書

近位依存性ビオチン標識を用いたライリンの新規相互作用分子の同定による機能解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K15752
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分38030:応用生物化学関連
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

土屋 貴大  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (30790068)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワードライリン / 近位依存性ビオチン標識 / ミトコンドリア
研究成果の概要

近位依存性ビオチン標識(BioID)とそれに続く二次元ウエスタンブロットにより、ライリンと結合したと思われるタンパク質スポットを17個見出した。質量分析によりこれらのタンパク質の同定を試み、複数の候補タンパク質が同定された。一方、二重免疫細胞染色を用いたライリンの細胞内局在の解析により、ライリンがミトコンドリアとその近傍に主局在することが見出された。さらに、ライリンがサイクリン依存性キナーゼ1(CDK1)とダイナミン関連タンパク質1(DRP1)の活性化を介してミトコンドリアの切断を促進することを明らかにした。

自由記述の分野

生化学 細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでライリンが結合するタンパク質は、一部の細胞骨格タンパク質を除いて不明であった。本研究はライリンと細胞質中で結合する新規候補タンパク質を複数同定できたという点で学術的意義がある。また本研究は、これまでヒアルロン酸の受容体とされていたライリンについて、「ミトコンドリアの切断促進」という新たな細胞内での機能を見出したという点で学術的意義がある。

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公開日: 2022-01-27  

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