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2022 年度 研究成果報告書

線虫における最終糖化産物(AGE)の簡易計測法の確立と食品因子による抑制機構

研究課題

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研究課題/領域番号 19K15788
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関兵庫県立大学 (2021-2022)
奈良女子大学 (2019-2020)

研究代表者

小村 智美  兵庫県立大学, 環境人間学部, 助教 (10736515)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード線虫 / C. elegans / AGEs / 最終糖化産物 / 乳酸菌 / 抗老化
研究成果の概要

近年、糖化ストレスで産生される最終糖化産物(AGEs)が生理的老化や加齢性疾患に関与することが報告されているものの、AGE抑制物質を評価するためのin vivo評価系は確立されていない。そこで本研究は、モデル生物の一種「Caenorhabditis elegans」を用いて、生体内のAGEsを間接的かつ簡易的に検出する方法の開発を行った。また本手法を用いてAGEsを抑制する物質の探索を行い、乳酸菌の一種「Lactococcus cremoris subsp. cremoris」を与えた線虫にて検出シグナルを抑制できることを見出した。

自由記述の分野

食品微生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖化は糖尿病や老化だけでなく、癌、動脈硬化、骨粗鬆症、認知症、皮膚のしみなどあらゆる老化現象と関わる重要な生体反応であることが示唆されている。老化に伴い生体内で糖化反応が促進しAGEsが蓄積することから、AGEsを抑制する食品因子の探索が盛んである。本研究にて開発した手法を用いることで、生体内のAGEsを間接的に検出することができる。また一度に複数のAGEs抑制候補物質における効果を探索することも可能であり、ハイスループットなスクリーニングとしても活用できる。今後、本手法を用いることで生体内AGEsを、より深く追究し、将来的にはヒトへの応用へと進める前段階の手法として意義がある。

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公開日: 2024-01-30  

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