ハーブサプリメント(HS)の安全性確保は,その多様性を鑑み製品ごとの評価が重要である.そこで食品添加物の安全性評価法を参考に,HSの個別評価に適した動物試験「一日推奨量に基づく安全性評価 (SDI-SE)」を開発・命名した.SDI-SEは,添加物の一日摂取許容量(ADI)導出の逆算方式で,製品のSDIの100倍量をRatに投与し,肝薬物代謝酵素Cytochrome P450(CYP)の遺伝子発現を主要指標とする. 評価法の有用性を検証するためにButterburやColeus forskohliiを対象に,CYP誘導作用,製品間の差異を検出した.成分分析によるCYP誘導成分も検討した.
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