生活習慣病予防や整腸効果を目的とした商品の需要は増加傾向にあり、社会的にも関心の高い市場と考えられる。本研究は腸内細菌の構築に関わる研究であり、健康管理・機能性食品・化粧品など多岐に渡る商品や研究の基盤情報をもたらすと考えている。 プレバイオティクスは胃腸の健康、免疫力の向上、乳幼児の健康など様々な分野での有効性が期待されている。一方で、腸内環境には細菌のみではなく真菌も共生しており、互いに相互作用することが報告されている。本研究はプレバイオティクス摂取による細菌叢だけでなく真菌叢の両方が食品によって変動すること調べ、今後の細菌-真菌の組み合わせが重要であることを示した。
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