研究課題/領域番号 |
19K15802
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研究機関 | 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所 |
研究代表者 |
武田 章弘 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 衛生化学部, 研究員 (00622755)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | いわゆる健康食品 / 医薬品成分 / QuEChERS法 |
研究実績の概要 |
本研究で検討した健康食品中の医薬品成分の検出法(健康食品の前処理法、医薬品成分の分析法)の有用性を検証するため、分析法バリデーションを行った。 その結果、良好な真度及び精度が得られた。また、2021年度において良好な直線性を示すことを確認している。さらに、健康食品からは妨害となるピークも認められなかったことから特異性についても問題はなかった。一方で、精製前後のクロマトグラムにおいて、いずれも医薬品成分のピーク付近に夾雑ピークが認められていないことから、精製の効果については更なる検証が必要である。 そこでマトリックスライブラリの拡充も目的とし、さらに25検体の健康食品を同様に分析した。その結果、1検体が医薬品成分であるバルデナフィルに由来するピークと被るマトリックスを有することが分かった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
所属する研究所の施設が移転したため、移転期間中は一切の研究業務を行うことができなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
医薬品成分由来のピークと被るマトリックスを有する健康食品検体を用い添加回収試験を行い、今回開発した分析法の有用性を評価し、論文等で発表を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
・所属する研究機関の施設移転により研究業務を実施することができなかったため。 使用計画 ・添加回収試験を実施するための備品および消耗品の購入。
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