独自の約150系統のハスの交配後代集団を作出し、地下茎を植え継ぎ維持管理している。開花期、開花数、花色、花弁数、葉の大きさ、葉柄の高さ、レンコンの重さや大きさ等の形質評価を複数年行った結果、形質が分離し本研究に有用であることが確認された。原因遺伝子座の同定のために、RAD-seqによるジェノタイピングおよび連鎖地図作成を行った結果を用いて予備的にQTL解析を行った。例えば花弁色 (紅系 = 1, 白系 = 0の2値) については非常に効果の大きいQTLが第4染色体長腕部に検出されるという前向きな結果が得られた。今後は他の形質の解析を行い、QTLの検出および責任遺伝子の同定を目指している。
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