PSTVd弱毒株の左側分子に特徴的な塩基変異について、PSTVd強毒株に変異を導入した変異体10種を構築し、感染性クローンをRutgersトマトへ接種したところ、全ての変異体が感染性を示した。感染後の変異体の塩基配列は、高確率で共変異を誘導するが、病原性にはほとんど影響しないことが明らかになった。しかしながら、42番塩基のC→Uに単一の変異誘導によって、一部の強毒株が弱毒化に至った。 次世代シークエンス解析で得られたデータをもとにin silico解析を実施し、標的宿主因子として見出されたマイクロRNA種について、標的候補2種の検出用プローブを選定し検定したが、差異は見られなかった。
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