島嶼生ハト類が隔離された離島で飛翔能力を維持している可能性を示す論文を出版した。また、関連する研究成果に基づき、日本鳥学会黒田賞を受賞した。カラスバトによる島間移動パターンとその意義を明らかにするため、伊豆大島と八丈小島においてカラスバトを捕獲しGPS発信機を装着し追跡を行なった。その結果、大島と三宅島間の移動を確認した。当該個体が三宅島の特定の場所にに2ヶ月間滞在した後大島に戻っていることから、三宅島で繁殖した可能性が高いと考えられた。このほか、八丈小島における調査ではカラスバトの巣を確認したため、営巣環境などを整理して論文を執筆した。
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